私たちの暮らしの中で身近な存在として知られるお香。この記事ではお香が厄除け・厄祓いになる理由や方法を紹介します。
もし、あなたがお香を使って厄除け・厄祓いを考えているならきっとこの記事があなたの助けになります。
お香で厄除け・厄祓いをする作法の由来は?
アジア・仏教圏を中心に不浄を祓うアイテムとして用いられているからです。伝来当初より日本では、香は不浄を嫌うとされ死者や仏への供物とされてきました。仏壇にお線香をたてるのは亡くなった方を供養して慰める意味が込められています。
そして香りには実際に心の鎮静効果があります。お香を嗅ぐと私たちの頭の中では様々な脳内物質が放出されてα波が観測されるためです。
お香で厄除け・厄祓いする作法におすすめの種類は?
お香でよく使われる白檀・沈香・伽羅などの香木が代表的な種類です。火をつけるお香には、線香はじめ、渦巻き線香、円錐形のコーンなど様々な種類があります。
使いやすい形や香りを選んでお香を楽しんでみてください。
お香を厄除け・厄祓いで活用するには?
お香を使った厄除け・厄祓いの作法で具体例をご紹介します。
香木のお香を纏う
香木のお香を纏うために用意するものは、
- 香木のお線香
- 香炉(できれば蓋がついているもの)
- 香炉灰
- ライター
ホームセンターで安いものなら2,000円ほどでそろえることができます。
あとは3ステップです。
- 香炉に香炉灰を入れます
- 香木のお線香に火を点けたら、香炉に垂直に突きさします
- 香木の独特の香りをぜひ楽しんでください
※火のあつかいには十分ご注意ください
なお、香炉は使用しないときは蓋をしましょう。香炉の中に埃などの侵入を防ぐことができます。
香炉灰はいつ交換するの?
香炉灰は年に2回くらいのペースで交換してください。香炉灰に灰がたまると、灰で部屋が汚れたり香炉灰自体に匂いが移ってしまうからです。
香炉灰を取り換えるタイミングは、お盆と年末くらいが良い時期でしょう。
香炉灰の捨てかたは?
完全に火が消えた香炉灰は燃えるゴミとして捨てましょう。
事前に香炉灰を新聞紙などで包んでおくと香炉灰がこぼれることを防ぐことができます。
なお、しっかり香炉灰の中でお香が燃え尽きたことを確認しましょう。
燃え尽きた確認をしないまま香炉灰を燃えるゴミに出してしまうと火事の原因となるからです。
お香を楽しむなら最後まで責任をもって取り扱いましょう。
やってはいけないお香の使い方
魔除けにならない香りがあるのをご存じでしょうか?
香水やアロマは避けたほうが良いとされています。
これはキリスト教圏の香りに魔除けや祓いなどの効果はないとされているためです。香水やアロマはメンタル的な楽しみとして用いましょう。
お香を授与していただけるお寺
日本各地にあるお寺ではお香(お線香)を授与していただけるお寺が数多く存在しています。
そんな中から筆者が個人的に収集したお香をご紹介します。
なお、訪問する時期によっては取り扱いを終了している場合があるのでご了承ください。
萬福薫香
京都府にある萬福寺で授与していただいたお香です。
時間にして約15分ほど香りが続きます。
観音香
京都府にある三室戸寺で授与していただいたお香です。
時間にして約15分ほど香りが続きます。
お香を使って厄除け・厄祓いをするときにおすすめの品物
ご家庭で使っていただけるお香は約10分くらい香りが続くものが多いです。
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