私たちの暮らしの中でお正月にかかせないのが羽子板です。この記事では羽子板が厄除け・厄祓いになる理由や方法を紹介します。
もし、あなたが羽子板を使って厄除け・厄祓いを考えているならきっとこの記事があなたの助けになります。
羽子板で厄除け・厄祓いをする作法の由来は?
羽子板の由来は室町時代に中国から伝わってきたとされています。
また羽子板に使われる羽突きは、害虫を食べてくれる昆虫のトンボに似ていることから様々な魔を跳ねのける魔除けの儀式として定着していったといわれています。
羽子板は羽突きで遊んだりしても楽しいですが、それだけではありません。羽子板は病気を遠ざける魔除けとされ、健康を願う贈り物とされていたからです。
江戸時代に歌舞伎座で押絵羽子板が作られたことから羽子板を飾るようになったとされています。
押絵とは、まず経糸と緯糸を左右に交差させて織られた羽二重と呼ばれる織物を厚紙に被せます。
そして、その織物の中に綿を入れて膨らませる技術です。
江戸時代の後期には、押絵羽子板のモデルは歌舞伎役者のみならず芝居の人気俳優や有名人などになっていきました。
羽子板で墨を顔になぜ塗るの?
羽子板で羽つきをして落とした方の顔に墨を塗りますよね?
現在では罰ゲームの意味が強いですがもともとは別の意味があったようです。
羽つきはお互いの健康を願い、長く打ち続けることが良いとされていました。
しかし、途中で羽を落とすことがあります。そこで健康を願う気持ちが途切れても鬼から身を守る必要がありました。
黒い色には魔除けの力があるとされているため、鬼が嫌う色をしている黒い墨を顔に塗ることで身を守っていたとされています。
羽子板を厄除け・厄祓いで活用するには?
羽子板を使った厄除け・厄祓いの作法で具体例をご紹介します。
羽子板を部屋に飾る
お正月などで授与していただいた羽子板は忘れずに部屋に飾りましょう。
羽子板で羽突きをする
羽子板を使って1回でも多く羽を打って、一年の健康祈願をしましょう。
羽子板にゆかりのあるお寺
浅草寺 東京都
毎年浅草にある浅草寺内の参道でおこなわれている「羽子板市」が有名です。
羽子板を使って厄除け・厄祓いをするときにおすすめの品物
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